事故物件 - 4/10

 薄暗い自分の部屋で、俺は素っ裸で仰向けに寝転がってる。
 正確には、裸に剥かれて、黒い影にたかられている。
 影の人数も増えてた。
 左右両側で片方ずつ俺の腕と足を押さえつけて、乳首を吸ってるのが二人。脚の間に頭を突っ込んで、チンコ弄りながらケツの穴を舐めてるのが一人、最低三人いる。

 俺はヤツらに全てを曝け出しながら、あんあん喘いでた。
 既に一回、乳首責めとフェラで射精済みだった。
 甘噛みされつつ、乳首を舌先で転がされる時の、痛みの混じった切ない痺れ。アソコをずっぽり根元まで包み込まれて射精する時の快感ときたら!

 ヤツら、ぷっくり膨れ上がって、すっかり敏感になった乳首を、しつこく舐めしゃぶる。噛んで引っ張ったり、きつく吸ったり。
 頭がおかしくなりそうなビリビリする快感がずっと続いて、止まらなくて、もうやめてくれって願ってるのに、全然終わらない。
 下半身が、てか体全体が、ビクビクッって跳ねて止まらない。
 一度イッたくらいじゃ、もう、開放してくれないんだ。

 全開にされた下半身では、さっきから脚の間に貼り付いたヤツが、ケツの穴に舌を捩じ込んで舐めている。
 皺のひとつひとつを伸ばすように丹念に。内側の粘膜を擽られると、さっきから落ち着かない腰がムズムズする。
 それでなくとも、勃起しっぱなしの竿をゆるゆると扱かれてる上に、乳首を弄り倒されて、漏れそうになってるのに。
 そんなのイヤだ!!って思うのに、それをとても気持ちいいって感じる俺がいる……。

 突然舌が離れて、代わりに、つぷりと指が差し込まれた。多分人差し指か、中指。
ぬるぬるに濡れた穴の内側に、あっけなく入り込んで、尻に触れる手の感触で、穴が指の付け根まで呑み込んだのが分かる。
 その指が中で動いた。
 前後左右にクニクニと、穴の縁が捏ねくり回される。内側を探られてる。
 そのたびに、ヌプヌプ、ニチャニチャ、って耳を塞ぎたいくらいイヤらしい音がする。

 俺は口をいっぱいに開いて、喘いで。
 涙が出てきた。
 もういやだ。ゆるしてくれ。
 たすけて、たすけて、誰か。

 泣いて頼んでも、誰も助けてくれない。
 それどころか、穴が異物に馴染んでくると、調子に乗って一本また一本と、指の本数を増やしてくる。
 急に、ズゥンと下半身に強烈な快感が叩き込まれた。
 体、跳ね起きそうになって、細かい痙攣が止まんない。

 何だ、これ!?
 腰の、奥? 指が中を擦る?押す?たびに、おかしくなりそうな痺れが広がる。
 何で、こんなとこに、凄い、凄すぎる。
 段々、中を抉るピストンが激しくなってく。肛門も、ギチギチに拡げられて、ズボズボって。
 訳分かんない。いい。凄い、いい。怖い。おかしくなる。
 チンコもケツの穴も乳首も、全身とろっとろに熔けたみたいに一緒くたになって、もうどこをどうされてるのか分からない。

 イくっ。イってるのに。終わらない。ヤだ。ずっと、イって、
 苦しい。死ぬ。

 目を覚ますと、裸だった。
 脛にパンツが引っかかってるのは、自分で脱いだんだろうか……。
 腹だけじゃ無く胸元までザーメンが飛び散ってて、一層惨めな気分だ。
 自分はゲイじゃないし、男に強姦されたい願望なんてないって思ってるけど、俺自身、完全に否定できる自信がなくなってしまった。
 俺はどうなってしまったんだ。
 一体何が起きてるんだ?