Camilo – 1
缶ビールのタブを引くと、空気の抜ける景気のいい音がした。
キンキンに冷えた缶を傾ければ、独特の苦味と甘味のある液体が喉を滑り落ちていく。
まったく一仕事を終えた後のビールは最高だ。
椅子に腰を下ろし、労作をじっくりと眺める。
灰色の床の上で、扇情的にくねる若い男の体。
黒いラバーの拘束衣に包まれた肉体は、それ自体一個の美しいオブジェだ。
肌の全てがラバーで覆われ、露出している部分は一切無い。
頭部を完全に覆った全頭マスク、胸の下でふたつに重ねてベルトで拘束された腕。
足も、太腿と足首をチェーン付きの足輪で繋がれて、もがくことすらままならない。
断続的に上がる獣じみた声は、栓付きの口枷で言葉を封じられた奴隷の呻きだ。
のみならず、目の部分には光を遮るアイマスク、耳には分厚い耳当てを施されている。
マスクの下、視覚も聴覚も、言葉すら奪われた性交奴隷は、暗黒の静寂のなかで震えているんだろう。
もっとも、こいつの腰がさっきから小刻みに揺れて止まる気配がないのは、外界から遮断された恐怖の所為じゃない。
振動をMAXにした極太のバイブをケツの穴にぶち込んだからだ。
表面にびっしりとイボが植わった、この凶悪なシロモノで犯された性交奴隷イヌは、例外なく泣いて悶え狂う。
加えて、ラバースーツに押し込む前に、勝手に射精しないよう竿と玉にもキツい拘束具を付けたお陰で、イってもイっても解放されない。
体にぴたりと吸いつくラバーは、拘束具に歪められた性器の形もくっきり浮き出ている。
ビンビンにおっ立ったソイツをどうすることも出来ずに、腸壁越しにバイブに前立腺を苛められるたび上がるくぐもった雄叫び。
そいつを肴に飲む、冷えたビールは全く最高だ。
一頻り食前酒と前菜を愉しんだところで、そろそろメイディッシュに取りかかろうか。
足を掴んだ瞬間、性交奴隷の身体がびくりとこわばる。
散々放置されたところに、初めての刺激だ。世界から切り離された孤独へ持ってきて、ラバー越しとは言え、感じる他人の存在は救いであると同時恐怖のはずだ。
それをまず適当に転がして、うつ伏せに高く尻を上げさせる。
わざとゆっくり尻を撫でて煽った上で、股間のジッパーをじりじりと引き下ろす。
むわっと湿気の篭った熱気が爆ぜて、バイブの埋まった肛門と、ハーネスでぎちぎちに戒められた肉棒が解放されて外界の空気に曝された。
「スゲエな。濡れまくってんじゃねえか。我慢汁だけじゃなくて、ケツからも汁が出んのかよ」
揶揄ってやったが、分厚い耳当てをされた性交奴隷の耳には聞こえないだろう。
まあ、耳を塞がれていなくたって、このトびようでは頭に入っていないだろうが。
代わりに、バイブの柄を握って蜜をかき混ぜるように捏ね繰り回すと、たちまち反り返る背と蠢く尻のラインがこっちの股間を直撃する。
股間にはっきりとした熱が溜まって、突っ込みたい欲が形を取る。
だから、バイブが外れないよう留めていたホルダーを外して、バイブを引き抜いてやった。
わざとゆっくり引っ張ると、バイブにぐっちょぐちょに粘膜が絡みついて、凄くいやらしい眺めだ。
おまけに、肉壁を退くバイブがイイところを擦っていくのか、みっしりと埋めていたものが抜けていく喪失感に身悶えているのか、ビクンビクン痙攣しながら吠えやがる。
淫乱なイヌだ。
穴は綺麗な鮮紅色に色づいて、ぽっかりと口を開けていた。ぼってり充血した花びらが濡れてヒクつく様は、メチャクチャ扇情的だ。
当然、お預けなんて面倒くさいことはしない。
抱きかかえて膝の上に乗せ、腿を掴んでMの字に脚を大きく広げさせる。
すっかりお待ちかねのムスコを、グチュグチュの甘い穴にぶち込んだ。
奥の奥まで一息に突き入れると、トロトロに熱く潤った肉筒が、男根を根元までずっぽりと包み込む。
イイ感じだ。
小刻みに下から突き上げてやると、面白いように身体が跳ねる。
お次は胸のジッパーを引いて、乳首を露出させる。
そこはいやらしくしこって、汗に濡れて鮮やかな薔薇色をしていた。
拉致してきた当初は豆粒みたいに小さかったが、犯しついでに毎日たっぷりと可愛がってやったら、今では女並みの大きさに育ってツンと勃起するようになった。
そいつを指の腹で摘み、執拗に揉み潰して虐めてやる。
狙い通り穴がキュウキュウ締まる。
本当は乳首と亀頭にピアスをつけたいが、そんなものが付いていたら遊べないとレオが反対したので諦めた。
この犬はレオが見つけたので、優先権はあいつにある。
レオの弟のダリオも、こいつに焼印や四肢切断なんかの身体改造をしたいらしいが、レオに止められてイラついてるらしいというのは聞いている。
仕方がない。そういうルールだ。
俺がいいイヌを見つけたら、今度はピアスをつけまくろう。
ジュプジュプと派手に水音を立てて抜き挿しする。絡みつく熱い粘膜がメチャクチャに気持ちいい。ガンガンに腰を使って、快感を高めていく。
奴隷はさっきから身体をくねらせて吼えっ放しだが、そんなのはどうでもいい。
精液を吐き出して気持ち良くなるために犯すんだ。俺には性交奴隷をよがらせるために射精を我慢するような、苦行を愉しむ趣味はない。
クライマックスに達したところでまずは一発、切り裂くような射精の快感を余すところなく味わいながら、性交奴隷の腸内に精液をたっぷりと注ぎ込む。
女みたいに中出しで感じるのか、浅いところの肉がビクビク収縮して、全身硬直してやがる。
まったくイヌってのはどうしようもなく淫乱なイキモノだな。
こんなチンポ狂いの淫乱マゾは、徹底的に犯してやるのが功徳ってもんだ。
暫く余韻を愉しんでいたが、脱力して寄りかかる身体がうざったいから、そろそろ体位を変えることにした。
性交奴隷を膝から下ろして、おもむろに男根を引き抜くと、穴から泡立った白濁が溢れて零れた。
ラバースーツの尻の部分だけじゃなく、腿まで淫汁が伝って、濡れてテカテカに光る黒に流れるとろりとした白は、背筋が粟立つほど美しい。
自慢じゃないが、俺は性欲が強い方で、最低でも三、四回は吐き出さないと収まらない。
持久力はレオに一歩譲るが、回復力じゃあ仲間内でもナンバーワンだ。
当然、うつ伏せに尻を突き出した恥ずかしい格好で、穴から濃ーい精液を垂れ流してピクピク震えているイヌを見た途端、俺のムスコはむくむくと頭をもたげていた。
勿論、すぐさま尻肉を掴んで、即ぶち込む。
精液でどろどろにぬめる穴がイイ感じだ。中の感触が座位とはまた違うのもイイ。
ついでに、前に回した手でコックハーネスを着けたイヌの性器を握る。
射精できない苦痛にガチガチにいきり立ったそいつの、充血し切った鈴口に指を押し当てて、ヌレヌレの割れ目にめり込ませる。
指の腹で尿道を抉じ開けて擦り立てていくと、ぐったりしていたイヌの身体が、電流が走ったように震えた。
滑稽なほど吼え立てて、腰を激しく揺らすたび、中がぎゅぅっと締まる。食い千切られそうな締め付けだ。
あんまり凄いんで、緩急をつけて亀頭を虐めながら、ガンガン後ろから突き捲くってやった。
二回目も気持ち良くたっぷり出せそうだ。
丸一日休みを取ったから、明日の朝までとことん嬲って遊ぶつもりだ。
後もう一回犯したら、ラバーを脱がして、吊るすか。
立ったまま犯すのもいいし、オモチャを挿入してから鞭で打って、軽く躾けるのも面白そうだ。
まったく、これだから性交奴隷を飼うのはやめられない。